シーリングワックスの使い方

シーリングワックスの種類

シーリングワックス には、ざっくりと以下の4タイプがあります。使用目的や好みに合わせて選ぶことができます。

1.「芯つきタイプ」
ロウソクのように火をつけて使用します。火さえあれば使える手軽さが魅力。黒いススが混じりやすいのと、芯なしタイプより少し割高なのが難点です。
>>>芯つきタイプの使い方のコツはこちら

2.「芯なしタイプ」
直接火にかざすか、 好みの量を切り取りスプーン上で溶かして使用します。
芯つきタイプよりちょっと手間がかかりますが、ススが発生しないので綺麗につくれます。様子をみながらゆっくり作業できるので、初心者でも安心。
>>>芯なしタイプの使い方のコツはこちら

3.「粒状タイプ(ビーズタイプ)」
粒状のワックスをスプーンの上で溶かして使用します。量の加減がしやすく、ワックスを切る手間がいりません。ビンなどに入っており見た目も素敵なので、インテリアとしても。価格は他のタイプに比べ、やや割高です。
>>>粒状タイプの使い方のコツはこちら

4.「ガン用ワックス」
グルーガン(ワックスガン)で使用します。グルーガンは火を使わないので、気楽に使用できます。作業が早く簡単なので、大量にシーリングを作成するときにも向いています。ゴムのような質感をしており割れにくいので、シーリングワックスの中では最も郵送に適しています。
>>>ガン用ワックス、グルーガン(ワックスガン)の使い方についてはこちら

芯ありワックス 使い方のコツ

芯ありシーリングワックスの利用方法、こつ
下に向けるとワックスが焦げます!

ライターでワックスの芯に火をつけます。
たらす事に集中すると下に向けたくなりますが、火がワックスに触れると、焦げてススが発生します。(右写真を参照)
スス混じりの汚れたシーリングにならないよう、火をつけたら水平かやや上向きに。

スタンプの大きさにワックスをたらします。 軽く盛り上げるイメージでたらすと、厚みのある綺麗な仕上がりになります。 意外に時間がかかりますが、すぐには固まりませんので、あせらずに。

シーリングスタンプの使い方
様子をみながらゆっくり押します

たらしてすぐに スタンプ を押すと、ワックスが広がりすぎ、薄っぺらくなってしまいます。 上に薄皮がはったように軽く固まるまで、少し待ちます。

ワックスにスタンプをそっと置きます。軽く抵抗を感じるくらいの硬さならOK!
そのまま徐々に力を入れながらしっかり押し付けます。固まった手応えを感じたら、静かにスタンプをはがします。

スタンプが暖かいとワックスからはがれにくくなります。はがれにくいときはスタンプを冷やす工夫をすると良いでしょう。(保冷剤の上にのせ冷やす、濡れ布巾で拭くなど)薄く油をぬってもスタンプ離れがよくなります。

ワックスは各社で使い勝手が違うので、新しく購入したらクッキングシートの上などで試し押しするのがおすすめ。簡単にはがれるので、失敗しても溶かして再利用できます。

芯なしワックスと粒状タイプ(ビーズタイプ) 使い方のコツ

封蝋の使い方、シーリングワックス使いかたのコツ
ワックスは燃えやすいので注意!

必要な量を、ワックスに火がうつらないよう気をつけながらスプーンの上でゆっくり溶かします。沸騰させてしまったら、火から離して冷まします。

ワックスを熱しすぎると、たらしたときに広がって薄っぺらいシーリングになってします。適度な硬さになるよう調節してください。ゆるめのヨーグルトくらいの硬さで、たらしたとき軽く盛り上がるくらいがベスト。

スプーンは深さのあるものを使用したほうが、こぼれたり火が燃え移ったりしないので安心です。(写真のスプーンはちょっと浅いので、慣れないうちはロウを燃やしたりしていました)スプーンにアルミホイルを巻いておくと、残ったロウをこそげ落とす手間がいらず、後片付けが楽です。

写真では、失敗したシーリングを細かくして溶かしています。ワックスは各社で使い勝手が違うので、新しく購入したらクッキングシートの上などで試し押しするのがおすすめ。簡単にはがれるので、失敗しても溶かして再利用できます。

芯なしシーリングワックスの使用方法
スプーンに押つけながら溶かします

硬くて切り取りにくい ルビナート の芯なしワックスや、 アブラクサス の芯なしワックスなどは、火の上でスプーンをあぶり、温まったスプーンにワックスを押し付けて溶かす方法がおすすめです。

ワックスを直接火であぶり、溶けてきたら封筒に塗り付けるという方法もあります。 溶かす量の調整がしにくく、うっかり別のところにたらしてしまう事もあるので、慣れている人向き。

シーリングワックス専用バーナー
アブラクサスの封蝋用バーナー

写真ではロウソクを使用しましたが、シーリングワックス専用バーナーも発売されています。バーナーはススが発生しにくいので、スプーンの裏が黒くなりません。

他にもサイフォン式コーヒー用バーナーを使ったり、持ち手の長いライターを使ったり、代用品のアイデアはいろいろありますが、火傷と火事には十分にご注意を。

Copyright © 2007 Sealing-wax.net All rights reserved